骨軟骨発生・代謝メカニズムの研究として、生化学的手法・分子細胞生物学的手法・マウス遺伝学的手法を用いて、骨芽細胞あるいは軟骨細胞の分化と成熟に関わる遺伝子の転写制御に焦点を当てて行っています。特に、クロマチン免疫沈降シーケンス法をはじめとしたゲノムワイド解析から、その転写のメカニズムや生物学的意義を明らかにする研究を行っております。
医療応用に関する研究としては、骨誘導性・軟骨誘導性低分子化合物の開発に加えて、生体為害性の少ない新しい医療材料の開発・応用も行っています。これらの知見を、工学系研究科鄭・酒井研究室が目標とする治療用インプラントデバイスと組み合わせることで、新しい骨そしょう症治療法、骨欠損に対する骨再生療法、軟骨変性や欠損に対する軟骨再生療法の開発を目指しています。
研究テーマ
1. 骨格発生・修復・代謝の分子メカニズムに関する研究
骨格形成関連転写因子群に関するゲノムワイド解析
2. 骨誘導性・軟骨誘導性低分子化合物の開発に関する研究
3. 骨格再生用インプラントデバイスの開発